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静岡県危険物安全協会連合会

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平成22年の県内危険物施設における事故について(静岡県危機管理部消防保安課からの情報)

2011年02月02日
平成22年の静岡県内の危険物施設における事故の発生状況について静岡県危機管理部消防保安課から情報提供がありました。

(概要)
平成22年の危険物許可施設における事故は9件で、うち6件が直接危険物が関わる事故で、3件(火災)は直接危険物が関わるものではなかった。

(内訳)
第1四半期:0件、第2四半期1件、第3四半期2件、第4四半期3件

(詳細:既報事故を除く)
1 平成22年7月6日
(1)事故種別:危険物の流出事故
(2)事故施設:地下タンク貯蔵所(危険物許可施設)
(3)事故発生箇所:地下タンク
(4)事故の概要:地下タンク貯蔵所の廃止作業において、地下タンク天板に穴を開けてタンク内の灯油を抜き取り、タンク内に生じた空間を砕石で埋める措置をとったところ、天板の穴から地下水がタンク内へ流入したことにより、タンク内に残っていた灯油がタンク外へ漏洩し、付近土壌及び河川へ流出した。
(5)原因:維持管理不十分
(6)被害の状況:人的被害なし。物的被害は事業所付近土壌及び河川へ流出(河川内で約50m拡散)

2 平成22年10月4日
(1)事故種別:危険物施設の火災事故
(2)事故施設:一般取扱所(危険物許可施設)
(3)事故発生箇所:事業所内(塗料工場)
(4)事故の概要:シリコンやトルエンを拭き取ったウエスをゴミ箱(直系41cmのスチール缶)に捨て置いていたところ、何らかの原因でゴミ箱内に生じた熱源によってウエスが着火し、ゴミ箱内から出火して周辺の建物内屋2㎡を焼損したもの。
(5)原因:維持管理不十分
(6)被害の状況:人的被害なし。物的被害は建物内屋2㎡の焼損

3 平成22年11月6日
(1)事故種別:危険物施設の火災事故
(2)事故施設:給油取扱所(危険物許可施設)
(3)事故発生箇所:ガソリンスタンド内(固定給油設備)
(4)事故の概要:給油取扱所であるセルフガソリンスタンドにおいて、固定給油設備の利用者がバイクへ給油した後に給油空地(コンクリート土間)へガソリンを漏えいさせたところ、発生した可燃性蒸気に何らかの原因により引火して火災が発生し、固定給油設備のホース2本及びノズルカバー2個が焼損した。ガソリンを漏えいさせた利用者は、すぐにその場を立ち去った。
(5)原因:放火・いたずら
(6)被害の状況:人的被害なし。物的被害は固定給油設備のホース2本及びノズルカバー2個の焼損

4 平成22年11月10日
(1)事故種別:危険物の流出事故
(2)事故施設:一般取扱所(危険物許可施設)
(3)事故発生箇所:事業所内(ローリー充てん施設)
(4)事故の概要:一般取扱所のローリー充てん施設において、移動タンク貯蔵所(ローリー)のタンク内に重油14キロリットルを荷積していたところ、作業員が荷積前にタンク内の残油を確認していなかったため、タンク上部ハッチより重油がオーバーフローし、重油約150リットルがタンク上部の防護枠内に流出した。タンク外への流出はなかった。
(5)原因:操作確認不十分
(6)被害の状況:人的被害なし。物的被害は重油約150リットルがタンク上部の防護枠内に流出






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