静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9

静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9 page 7/82

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概要:
静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9

会報の発行に寄せて静岡県危機管理部消防保安課長永江愼悟社団法人静岡県危険物安全協会連合会の皆様におかれましては、平素から危険物に係る安全思想の普及をはじめ、危険物を取り扱う施設・設備等における自主的な安全管理体制を積極的に推進され、地域社会の安全確保に多大な貢献をいただいており、厚くお礼申し上げます。さて、全国における平成23年中の危険物に係る事故は、750件発生し、前年に比べて53件の増と大幅な増加となりました。本県においても8件の事故が発生し、前年の6件より2件増加しており、今後も引き続き、積極的に事故防止対策に取り組んでいく必要があります。総務省消防庁では、官民一体となった危険物事故防止を推進するため、毎年度「危険物事故防止アクションプラン」において、事故防止対策の重点項目を示しております。今年度は、「地震・津波対策の推進」、「経年劣化による流出事故防止対策の推進」をはじめとした重点項目を定めています。各事業所におかれましては、アクションプランに基づき、設備点検等のハード面、従業員の安全意識の向上といったソフト面、これら両面において、より一層の対応に努めていただきますよう、お願い申し上げます。東海地震に対する備えは、一日たりともゆるがせにできません。本年3月には内閣府の検討会が、東海・東南海・南海の3連動地震による最大級の震度分布と津波高の推計値を公表しました。静岡県におきましても、平成25年6月を目途に第4次地震被害想定を作成するとともに、地域防災計画の改訂、地震対策アクションプログラムの見直しなどを図ることとしています。今後も県民の皆様が安全で安心な生活を送ることができるよう、「『命』を守る危機管理」に一層取り組んで参りますので、引き続き皆様の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。結びに、社団法人静岡県危険物安全協会連合会の益々の御発展と、会員企業の皆様の御健勝を心よりお祈り申し上げます。-2-