静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9

静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9 page 6/82

デジタルブックを開く

このページは 静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9 のに掲載されている6ページの概要です。
秒後にの対象ページへ移動します。
「を開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9

防災の決意を具現化するための平凡な行動静岡県危険物安全協会連合会会長山梨透創立記念大会は、創立記念日(昭和45年9月4日設立)、又はそれに近い日を選んで、毎年、行われています。設立の目的を振り返り、防災の決意を新たにする機会として、ほどよいサイクルなのかも知れません。本年の創立記念大会は9月3日(月)に行われました。大会の内容は、来賓ご挨拶の後、直ちに保安功労者、優良取扱者、優良事業所の表彰。次に、当連合会の前理事、監事、および、前地区協会会長、事務局担当の皆さま、危険物講習会の講師を務めていただいた消防機関の皆さまへ感謝状の贈呈。次に、大会宣言を参加者全員で唱和して、防災の決意を表明。そして記念講演と続き、閉会になります。毎年、同じ形式で、キビキビ進行され、大会宣言に至る流れは、防災意識が次第に喚起されていくようで、なかなか効果的なプログラムだと、感ずるようになりました。しかし、防災の決意は目に見えません。目に見えない思いを具現化するのは、具体的な行動です。私は、石油製品を販売する特約店ですが、私どもの石油製品仕入先である元売会社が、系列特約店や関係会社を含む形で、安全確保と品質保全の徹底を図るべく、数年前から、全社運動を展開しています。例えば、タンクローリーから給油所の地下タンクに、石油製品を荷おろしするとき、必ず立ち会うようにするというような、当り前の運動ばかりです。しかし、実行したかどうかを毎日、データにして、定期的に公表し、共有するところが全社運動の意義です。ちょうどバットの素振りが、強いバッターを育てるように、当り前の行動の反復が、防災の能力を育む働きをしてくれるのではないかという連想が湧いてきます。-1-