静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9 page 45/82
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静岡県危険物安全協会連合会|会報|第62号 2012.9
駿河湾の海岸線に沿って、約10kmにわたり連なる千本松原。その由来は、戦国時代、戦で防風林が切り払われた際に、潮風に苦しむ農民の姿を見た千本山乗運寺の開祖・増誉上人が植えたものと伝えられます富士山を臨むそのすばらしい景観は、若山牧水や井上靖など幾多の文人にも愛されてきました。現在、木々の鮮やかな緑や木漏れ日が美しい松林には、千本浜公園から原まで続く遊歩道が整備されており、散歩やジョギングを楽しむ人々に親しまれています。<香貫山>市街地の南東部にある標高193メートルの山です。山頂の展望台からは市街地と駿河湾、富士山、南アルプスが一望できます。手軽なハイキングスポットとして人気があります。中腹の香貫山香陵台までは車で登ることができます。香陵台は桜の名所としても有名で、戦没者の慰霊塔が建っているほか、若山牧水などの歌人の歌碑も建立されています。<沼津アルプス>香貫山から、南へ横山、徳倉山、鷲頭山、大平山と続く山並みは、別名「沼津アルプス」と呼ばれています。五山七峠を越える長いコースですが、富士山をはじめ伊豆、箱根の山並み、駿河湾の景観を楽しむことができ、シーズンには市内外から多くのハイカーが訪れます。<沼津機関区記念碑>沼津駅南口前とキラメッセぬまづ前には、それぞれ「沼津機関区」の記念碑が建っています。沼津機関区は機関車の運用管理や整備等を行う場として日本の大動脈ともいえる東海道線を支えていました。当時の沼津機関区は、日本の中でも設備、技術ともに常に最先端を誇り、国内外の電化要員の養成・指導も行っていました。-40-